本日は、待ちに待った中嶋さんが育てた「カキえもん」の取材です!
カキえもんとは、純厚岸産のカキで、シングルシード方式のカキの事をいうのですが、(詳しくは
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今現在の厚岸のカキの多くは、宮城の稚貝から育てているのですがカキえもんは、
厚岸の種から育てているので、純厚岸産という事になるのです。
数年前から、純厚岸産のカキを作ろうと、
先頭にたって海外の視察など研究していたのが
中嶋さんなんです。
今回初めて中嶋さんの船に乗せてもらえるいう事もあって
前日から、ちょっと興奮状態。
朝、澄み渡るような快晴に恵まれ、ウキウキしながら、車を走らせ、厚岸へ。
朝の最低気温はマイナス5度。
この時期としては、暖かいほう、
とは言え、真冬なのでこれでもかというくらい着こんで、中嶋さんの船へ。
まず中嶋さんは、海から移動して、岸から2kmほどの湖内で熟成中のカキを見せてくださいました。
湖面はとても透き通っていてきれいです。
厚岸のカキの場合、海である程度まで育て、その後は湖で熟成させるのだそうです。
海から湖に移し変える時期、この時期がとても重要らしく味も左右されるとの事。
中嶋さんの腕のみせどころです。
この場所の湖の深さは、約5m。
5mと聞いて私、ビックリしました。
そんなに浅いとは。。。
私は、最低10m以上はあると思っていたのです。
写真を見てください。
2mくらのところでもカキは熟成しています。
厚岸のカキはこのように浅いところで熟成されます。
そうしますと、太陽の光がかなり届く位置にあるのでそのような事から、プランクトンも多く発生する事から、栄養分も豊富です。
また、寒くなると厚岸湖も結氷します。
温度の差が激しい分、美味しいカキができるのだそうです。
厚岸では、湖内での熟成させる数量を決めています。
1本の縄に錘を垂らして、カキをそこで熟成させているのですが1本の長さは100m、これが3000本までという取り決めがあるそうです。
あまりに多いと、栄養分の少ないカキができてしまうとの事で漁師さんは忠実に守っているそうです。
それも、厚岸のカキの美味しい秘密ですね。
中嶋さん曰く、
「厚岸湖は冬に結氷しますよね。その寒さも乗り越えていくわけだし潮の干満でカキが地上に出たりするわけです。
厚岸湖の湖の干満の差って一番大きい時で2メートルもあります。
水面から出たカキは、殻をしっかりと閉じるという習慣を身につけるのです。」
そうなんですね。寒暖の差が激しいから、だから厚岸のカキは美味しいんだ〜〜。
厚岸のカキは奥が深い!
まだまだいろいろ中嶋さんから学ぶ事がいっぱいです。
カキ取材日記、それでは今日はこの辺で。
パート2もあるかも。。。。(*^_^*)
厚岸町中嶋さんの育てた【カキえもん】取材日記
店長かに子